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おばけうさぎの断片的なこと、あれこれ

思いつきで書いたり書かなかったり

映画「桐島、部活やめるってよ」

桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)

桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)


桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

DVDで、「桐島、部活やめるってよ」観ました。名作!昨年度1!という前評判は聞いていましたが、聞いてなかったほうが
たのしめた気がします。

桐島に直接、またはほとんど関係がない人物からの語りである原作を、違和感無くひとつの映像にしたことがすごいですが、それ以上に原作に無いシーンが自然に織り込まれていて、ちゃんとした物語として成立しています。


【以下ネタバレ含む】

しかし、この映画はうまく作り替えたな、と思いました。原作と共通している点は、「桐島という中心人物の不在による周囲の混乱」ですが、恐らく「スクールカースト」という点は、原作のほうががっちり描かれています。


あと、映画の主人公は神木隆之介くんではないですね。宏樹くんです。桐島の親友であり、格好良い宏樹くんは、原作でも2章使われてるので主人公に近い立ち位置なんですが、映画だとはっきりわかります。

親友って思っていたのに俺ってなんだ?
なんでもできる、ただやらないだけ、その俺って何だ?

多分彼は不在の桐島くんよりいい位置にいます。

部活で嫌われ者になることもなく、
いけてるグループの彼女を持ち、
かっこいい。


だけどそれを剥いでいく/剥がされていく過程が丹念に描かれています。

桐島くんより、神木隆之介くんの方がいい狂言回しです。

ラストのシーン、彼はどっちを選ぶのか。

見事!な映画です。

ただ気になったのは、「部活しててセックスしてないやつらと、帰宅部でやりまくりな俺たちどっちが上よ?」とあるリア充がいうのですが、私の頃は部活してる方がリア充度高めやったけど‥今の子は違うんじゃろうか…という気分に。


まあ、スクールカースト語るには、この原作の解説(吉田大八監督による)と、映画両方見ておくといいと思います。

あと来週金曜までは目黒シネマでもやってます。劇場で見るとまた違いそうです。