おばけうさぎの断片的なこと、あれこれ

思いつきで書いたり書かなかったり

眠る前に

私は薬を飲まないと眠りにつけない。

どんなに眠くても眠くても布団に入ると入眠できないのでそれぞれ違う薬を一粒ずつ飲んでいる。

昼寝はナチュラルに入れるのに、夜の睡眠はナチュラルじゃないのが厄介だ。

薬無しで眠ろうとすると、大概翌朝非常に脳がクタクタで疲れた状態になる。

なので、薬を飲んでいる。

逆に言うと、眠るタイミングは自分で簡単に調整できる。薬を4錠飲んで、横になって目を閉じて30分もしないうちに眠りに入ることができるから。

しかしたまに、その寝付くタイミングに逆らいたい、と思うことがある。多分もうそれは夢や眠りの世界の境目で、薬を飲む前もそうだったこともあるけれど、自分の思考のようで思考ではない、他の人の動きを映画のように見ているような、不思議な感覚に陥る。

「なんでこんな事考えてるんだろう」

と思った瞬間、

「あ、これが眠りか」

とさっとした感覚が舞い降りてくる。

次の瞬間にはもうきっと、寝入っている。

私の眠りは、私のものであって私のものではない、という気分がして面白い。